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ダニエル・ラドクリフとヒールアップシューズ——「ハリー・ポッター」が、身長という魔法を解いた日

yhongo
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ダニエル・ラドクリフ(165cm)ほど、身長という問題を公の場で正直に扱ってきた俳優はいない。

隠すのでも、誇示するのでもなく——ジョークにして、笑いに変えて、それでも必要なときは靴を使う。その軽やかさが、ラドクリフという人物の核心だ。

12歳で世界的スターになった少年の、もうひとつの成長

USA Todayが公式に記録しているラドクリフの身長は165cm。ハリー・ポッターシリーズの撮影中、共演者のルパート・グリント(173cm)やエマ・ワトソン(165cm)が成長していく中、ラドクリフは身長について率直に語っている。「共演者が自分より大きくなってしまうのではないかと心配していた。実際そうなったが、今は自分の身長にずっと慣れた」

その「慣れた」という言葉の裏に、具体的な戦略がある。

レッドカーペットという戦場

エレベーターシューズを好むラドクリフは、受賞式や背の高い共演者の隣に立つ必要があるときに躊躇なく使う。

イタリアの高級専門ブランドGuidoMaggiはラドクリフについてこう分析している。「ときにエレベーターシューズを履くが、常にではない。身長は自分にとって問題ではないと公言しながら、必要なときは迷わず使う。その自然体な姿勢が、かえって彼の自信を際立たせている」

使うときは使う。使わないときは使わない。そのシンプルな判断が、ラドクリフのスタイルの本質だ。

「Short King」と呼ばれた日

2020年、JKローリングのトランスジェンダーに関する発言に対してラドクリフが公に反論したとき、ファンはSNSでこう叫んだ。「WE STAN DANIEL RADCLIFFE OUR SHORT KING(私たちはショートキングであるダニエル・ラドクリフを支持する)」

身長ではなく、信念で立つ男への賛辞だった。

パートナーより低い身長で、赤いカーペットを歩く

ラドクリフは2013年から交際しているエリン・ダーク(170cm)と公の場に姿を見せ続けている。彼女の方が背が高い。それでも二人はレッドカーペットを笑顔で歩く。身長差は、二人の間では話題にすらならない。 Celebheights

これがラドクリフの最も鮮やかなメッセージだ。靴で高さを補うことも、補わないことも、どちらも「自分の選択」として自然に扱う。そのことに、一切の後ろめたさがない。

自分の立ち位置は、自分で決める。ハリー・ポッターの魔法は、靴を脱いでも効いているのだ。

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